肝臓病用キャットフードを選ぶ際の3つのポイントとは?

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれるように、肝臓が弱ってきたとしても症状が現れにくく、重度になるまで気づかないことが多いといわれています。
そのため、猫ちゃんが肝臓病を発症したとしても、初期の頃に症状を見つけることは大変困難です。

しかし、他の病気が原因で肝臓が弱っている程度であれば、その病気さえ治すことが出来れば肝臓ヘの負担を軽くすることが出来ます。
そのためにも必要なのが、早期発見と食事による管理です。

今回は、肝臓病や肝臓サポートに役立つ食事の一環として、肝臓病用のキャットフードの選び方のポイントをご紹介していきます。

猫ちゃんが肝臓病なのかを知るための具体的な症状とは?

肝臓病はじわじわと病気が進行していくため、初期の頃にはハッキリとした症状が出にくい病気です。
しかし、肝臓は糖質や脂質、タンパク質の代謝、解毒作用、ブドウ糖の貯蔵機能、血液の凝固機能、胆汁の分泌機能とさまざまな役割を担っています。

猫ちゃんが肝臓病を発症する原因としてハッキリした要因はわかりませんが、人間と同じく、細菌感染やウィルスによるもの、糖尿病などの病気が考えられています。

猫ちゃんに下記のような症状が現れたら、肝臓病を疑った方がいいでしょう。

〇頻繁に下痢・嘔吐をする
〇食欲不振や動きが鈍くなり元気がない
〇長時間眠るようになった
〇被毛の艶がなくなりパサパサしてきた
〇黄疸が出る(目や歯茎が黄色くなる)
〇多飲多尿になる
〇体重が減少して痩せてきた
〇腹水がたまってお腹が膨れてきた

これらの症状はさまざまな疾患にも現れやすい症状ですが、特に黄疸が出た場合は確実に肝臓が弱っている可能性が高いので、直ぐに病院を受診するようにしましょう。

肝臓病用のキャットフードの選び方

肝臓病も慢性になってしまうと治すことが難しいですが、急性肝炎の状態であれば食事に気をつけることで改善します。
ここでは、急性肝炎を発症してしまったときに、どのようなキャットフードを選んだらいいのかをご紹介していきます。

消化の良い低タンパク質かどうか

猫ちゃんの主食であるお肉やお魚には、タンパク質が豊富に含まれています。
タンパク質が体内に摂取されると、アンモニアという有害物質が発生します。

通常であれば、この有害物質も肝臓が解毒処理してくれるのですが、肝臓の機能が弱ってくるとうまく解毒作用が働かず、さらに肝臓の状態が悪化することに繋がります。

これを防ぐためにも、タンパク質含有量が100gあたり25%前後の低タンパク質のキャットフードを選ぶことが大切です。

低脂肪ながらも良質な脂質が重要

肝機能が弱ってくると、胆汁の分泌も低下しています。
そのため高脂肪のものは肝臓の働きを悪化させますので、普段は高脂肪の食事が大切な猫ちゃんでも、肝炎を発症してしまったら低脂肪の食事にしましょう。

しかし、オメガ3脂肪酸は、脂肪の代謝異常を抑制してくれる働きがあります。
DHA、EPA、αリノレン酸などの必須脂肪酸は、体内で作り出すことが出来ませんので、食事から摂り入れないとなりません。
脂質はおさえながらも、良質な必須脂肪酸は不足しないようにしましょう。

炭水化物がしっかり含まれている

健康な猫ちゃんの場合は、主食はお肉やお魚がメインのキャットフードが基本で、穀物などの炭水化物は必要としません。
しかし、肝機能が低下している猫ちゃんの場合は、エネルギー源となるタンパク質を制限する必要がありますので、その分を炭水化物で補わないとなりません。

この場合でも、猫ちゃんの体内で消化しにくい穀物ではなく、豆や芋類などの炭水化物が含まれたキャットフードを選びましょう。

市販で購入できる肝臓病用や肝臓サポートのキャットフードは、上記の3点を押さえているので、そのようなキャットフードを選ぶようにしましょう。

猫ちゃんの肝臓病は早期発見と食事によるサポートが大切!

肝臓病を発症してしまうと治すことが難しいとされています。
しかし、急性のものや早期発見することで、治る場合もあります。

キャットフードの中でも療法食として肝臓病用に特化したタイプがありますので、肝臓病に対しての正しい知識を得て、正しく処置することによって改善に導くことが出来るのです。

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