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原産国と原産地の違いを知っておこう!

家族同然の猫ちゃんの健康のために、毎日食べるキャットフード選びにはこだわっている飼い主さんも多いことでしょう。
グレインフリー(穀物不使用)や無添加のキャットフードを選ぶのは、もはや常識ともいえるでしょう。

しかし、キャットフードの原産国や原産地について、詳しく知っている飼い主さんはどのくらいいるでしょうか?中国産は危険なので避けたい、という程度の考えはあっても、その他の原産国についてはそれほどこだわっていないかもしれません。

今回は、安全なキャットフード選びのために、原産国と原産地の違いについてご紹介していきます。

そもそも原産国と原産地の違いって何?

キャットフードのパッケージには原産地と原産国などの表示があります。
どちらも似たように感じてしまいますが、厳密には全く意味が違うのです。

よく見かける紛らわしいこの2つの表記について、もう少し詳しく見ていくことにしましょう。

原産国とは?

原産国の基準となる最終加工地とは、キャットフードを加工して製品化した最後の国のことを指します。
例えば、アメリカで作られた材料を使って加工・製品化した国が日本であれば、原産国は日本(国産)となります。

このときに2つの国を経由して作られた場合は、二次加工して実質的な変更を加えた国が原産国となります。
アメリカで作られた材料をフランスで加工して(一次加工)さらにイギリスで加工・製品化した場合は、イギリスが原産国となるわけです。

この最終的な加工地を知る重要な方法として知っておきたいことに、HSコードがあります。
これは関税分類のことで、輸出や輸入をするときの品目をグループごとに分けて番号を振り分けたものです。

そしてこのHSコードの分類が変わるほどの変更を行われた国が、最終加工地となります。

原産地とは?

原産地とは、キャットフードを作る際の原材料(肉、魚、野菜など)がある産地のことです。
例えば、中国で作られた原料を仕入れて日本で加工・製品化した場合は、原産地が中国、日本が原産国となります。

このように、原産地と原産国が違うことはよくあります。
以前にアメリカで起きた犬・猫大量死の事件がありますが、この事件は中国で作られた材料を仕入れてアメリカで加工・製品化したキャットフードが出回ったことが原因です。

中国から輸入した小麦にメラミンが混入されていたことが大きな事件に発展しました。
メラミンはタンパク質含有量を多く見せられるということに悪徳業者が目をつけ、キャットフードの原料にメラミンを入れてタンパク質含有量をごまかしたのです。

原産地と原産国は出来るだけ同じ表記のものを選んで!

原産地と原産国が同じものを「完全生産品」といいます。
猫ちゃんの健康に気を遣う飼い主さんの間で人気の、ヨーロッパのメーカーのキャットフードが良質だと言われるのも、キャットフードに関する基準が厳しいことと、完全生産品のキャットフードが多いことがポイントです。

そのため、安全で安心なキャットフードを選ぶためには、原産地と原産国が同じで、自社工場でキャットフードを製造しているメーカーのフードを選ぶことが大切です。

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