成長ホルモンの含まれているキャットフードはあるのか?

猫ちゃんの健康を考えている飼い主さんなら、キャットフードに使われている原材料や添加物、成分などが気になるのは当然のことでしょう。

特に、市販の安価なキャットフードの場合、コスト削減のためやメーカーの都合により、猫ちゃんには危険な添加物がたくさん使われていることもあります。

さまざまな添加物のうち猫ちゃんの成長を促すような「成長ホルモン」は、キャットフードに使われているのでしょうか?猫ちゃんに成長ホルモンは必要なのでしょうか?今回は、キャットフードに成長ホルモンが使われているのか探ってみました。

猫ちゃんに成長ホルモンは必要なの?

ホルモンは体の中で作られる物質で、体の中のさまざまな機能をコントロールする役割があり色々な種類があります。
そのうち成長ホルモンは、糖質やタンパク質、脂質などの栄養素の代謝を促し、インシュリンの作用を抑制して、血糖値を上昇させる働きがあります。

そして、成長ホルモンの刺激を受けて分泌された「インシュリン様成長因子」と呼ばれる特殊な物質が、骨を丈夫にして筋肉や内臓などを発達させる役割があります。

成長ホルモンは脳から出た指令を受けた下垂体という部分から分泌されます。
猫ちゃんの体の中で作られる物質なので、当然外から補充する必要はありません。
しかし、成長ホルモン自体は、猫ちゃんが成長するためにとても大切なホルモンです。

成長ホルモンが過剰になると…?

成長ホルモンが過剰に分泌されてしまうと、先端肥大症という疾患を引き起こします。
これは成長ホルモンを分泌する下垂体に腫瘍ができてしまうことで起こります。
喉や骨が肥大したり、顔幅が広くなったり身体が一回り大きくなることもあります。

キャットフードに成長ホルモンは含まれているのか?

先述したように、成長ホルモンは猫ちゃんの体内で作り出すことのできる物質なので、キャットフードに添加されることはありません。
それこそ添加されることがあれば成長ホルモンの過剰摂取になって疾患を引き起こしてしまうでしょう。

キャットフード自体には成長ホルモンが含まれていないといっても、原材料となる鶏や牛、豚などに成長ホルモンが使われていないかまでは定かではありません。

市販の安価なキャットフードには、時々粗悪な原材料が使われていることもあるので、原材料に成長ホルモンが添加されているという危険を避けるためにも、原材料にこだわったプレミアムキャットフードを選ぶといいでしょう。

成長ホルモンの代わりになる成分とは?

キャットフードに成長ホルモンが添加されることはありませんが、猫ちゃんの成長を促す成分にアルギニンがあります。
アルギニンはタンパク質に含まれるアミノ酸で、体の中で作られる成長ホルモンの分泌を促す働きがあります。

お肉やお魚を原材料に使っているキャットフードに含まれていますが、アルギニンは特にカツオに多く含まれています。

ドライキャットフードの中にはカツオ味のものがありますが、主原料が穀物のことが多いので、十分なアルギニンが摂取できない可能性もあります。
そのようなときは、ウェットキャットフードでカツオ味のものを選んであげましょう。

アルギニンが不足すると…?

アルギニンは成長ホルモンの分泌を促す成分なので、アルギニンが不足してしまえば、当然成長ホルモンの分泌が少なくなり、子猫から成猫に変わる際の成長の妨げになります。

その他、アンモニアの解毒作用も低下してしまうことから、アンモニア尿症などにかかりやすくなります。

子猫の時には特に気をつける必要がありますが、成猫になってもアルギニン不足は起こりやすいので、キャットフードにはアルギニンがしっかり含まれているものを与えるようにしてください。

まとめ

猫ちゃんは自分の身体で成長ホルモンを作り出すことができるので、キャットフードには成長ホルモンが含まれていることはありません。
また、成長ホルモンが過剰になってしまうと、先端肥大症を引き起こす可能性があります。

成長ホルモンの分泌を促す成分として、キャットフードに含まれる成分にアルギニンがありますが、アルギニンはお肉やお魚(特にカツオ)に多く含まれているので、意識して与えるようにしましょう。
アルギニン不足は猫ちゃんの成長を妨げる恐れがあるので注意が必要です。

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