キャットフードに含まれている栄養素(炭水化物)とは?

猫ちゃんの食事であるキャットフードには、さまざまな栄養素が含まれています。
猫ちゃんにとって必要な栄養素は、私たち人間と同じく、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素に水分が加わります。

このうち、炭水化物は体の中でエネルギーとして使われる栄養素で、人間にとっては欠かせない栄養素ですが、猫ちゃんにとっても炭水化物は必須の栄養素なのでしょうか?

そこで、今回はキャットフードに含まれている栄養素である炭水化物に注目して見ていくことにしましょう。

炭水化物とはどのような栄養素?

炭水化物は食物繊維と糖質とで構成されています。
お米や小麦など主に穀物から得られる栄養素で、キャットフードに含まれている炭水化物には、トウモロコシやお米、小麦、大麦、玄米などがあります。

このような食物から摂り入れられた炭水化物は、体の中で主に脳や筋肉に取り込まれることによってエネルギーとして使われます。
エネルギーとして利用した後、まだ余っている炭水化物は、インシュリンホルモンによって筋肉や脂肪細胞に取り込まれ、どんどん蓄えられることによって肥満の原因にもなります。

猫ちゃんにとって適正な炭水化物の摂取量は正確には定められていませんが、キャットフードの中に含まれる炭水化物が40%を超えると、尿糖の排出や、高血糖に見舞われるといわれています。

炭水化物はどのような役割があるの?

炭水化物が猫ちゃんにとってどのように役立つのかというと、炭水化物に含まれている食物繊維が、腸内環境を整えることで、便通をよくして便秘の改善に役立ちます。

猫ちゃんは日常的によく毛づくろいをしますので、大量の毛を飲み込んでしまいます。
このような時に、炭水化物の中の食物繊維が、腸の中で被毛をからめとり便と一緒に排出しやすくしてくれるのです。

腸の中で飲みこんだ被毛が大きく丸くなってしまうと、毛玉となり、うまく吐き出せない状態が続くことで毛球症を引き起こす恐れがあります。
炭水化物の中の食物繊維は、このような症状を解消するため、毛玉ケアに役立つのです。

また、適度な量の食物繊維は腸内環境を整えて、下痢や便秘の予防・改善に役立ちます。

猫は炭水化物の消化・吸収が苦手

猫ちゃんはブドウ糖をそのまま吸収することができても、炭水化物に含まれるでんぷんは、加熱調理することによってブドウ糖に変換しないと、うまく消化することができません。

ワンちゃんと比べて猫ちゃんは、さまざまな食べ物の消化を助けるための消化酵素であるアミラーゼが少ないため、腸で炭水化物を消化・吸収する速度を調整することができません。

そのため、炭水化物(穀物)を多く含むキャットフードなどは猫ちゃんにとって消化しにくいフードで、消化器官に負担をかけることとなってしまいます。

猫に炭水化物は必要なのか?

野生生活をする上での猫ちゃんは、ネズミなどの小動物を頭からしっぽまで丸ごと食べていました。
そのため、これらの小動物の胃の中に残っている穀物も一緒に食べることがありました。
それが猫ちゃんにとって自然な食事だとしたら、少量の炭水化物(穀物)も必要だということです。

しかし、先述したように大量の炭水化物(穀物)は、うまく消化することができないので、消化不良や、食物アレルギーを起こすことがあります。

そのためキャットフードに含まれる炭水化物は少ない方がよく、原材料として主に使われる栄養素は動物性たんぱく質の摂れる、お肉やお魚がいいのです。

まとめ

キャットフードに含まれる炭水化物は主に、トウモロコシやお米、小麦などの穀物です。
猫ちゃんはもともと炭水化物を消化・吸収することが苦手なので、必要だとしてもほんの少量でいいとされています。

大量の炭水化物(穀物)が使われたキャットフードは、猫ちゃんにとって消化不良や食物アレルギーの原因になりやすい上、猫ちゃんの健康の為というよりも、メーカーの都合によるところがあり、コスト削減のために便利な原材料として使われていることが多いです。

そのため、大切な猫ちゃんに与えるキャットフードは炭水化物(穀物)の少ないものを選ぶようにしましょう。

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