キャットフードの原材料(穀物)の必要性とは?

元々肉食動物である猫ちゃんに必要な栄養素は、動物性タンパク質です。
野生では鳥やネズミなどの小動物を捕獲して丸ごと食べていました。
そのため、猫ちゃんに必要な原材料として挙げられるのは、お肉やお魚です。

しかし、市販の安価なキャットフードには、お肉やお魚よりも「穀物」の割合が多いものが出回っています。
この穀物は、猫ちゃんにとって必要なものなのでしょうか?市販のキャットフードに穀物が多く使われているのはなぜなのでしょうか?

そこで今回は、キャットフードによく使われる原材料「穀物」の必要性について見ていくことにしましょう。

市販のキャットフードに穀物が多い理由とは?

キャットフードによく使われている材料に穀物があります。
これを知るには、キャットフードのパッケージの裏面に記載されている、原材料を見れば一目瞭然です。

キャットフードの原材料は左端の1番最初に書かれているものが、最も多く配合されています。
この事実を知らない飼い主さんも意外と多いのではないでしょうか。
穀物とは、トウモロコシ、小麦、お米、玄米、大麦を指します。

これらの原材料が多く使われている理由として「カサ増し」が挙げられます。
穀物はお肉やお魚と比べて安いので、コスト削減のために使われているのです。
決して、猫ちゃんの身体や健康のために使われているわけではありません。

あくまでキャットフードメーカー側の都合なのだということを、よく頭に入れておくことが大切です。

原材料に穀物が多いキャットフードのデメリット

猫ちゃんは完全な肉食動物なので、本来鳥やネズミを丸ごと食べて栄養を補給していました。
このときに、小動物の胃の中に入っている未消化の穀物を食べることはありました。
そのため、穀物を完全に消化できないというわけではないのです。

しかし、キャットフードの主原料に使われるほどの大量の穀物は、猫ちゃんにとって消化しきれないのでさまざまなデメリットがあります。

(1)消化不良になりやすい
肉食動物である猫ちゃんの消化器官は、肉を消化しやすいように腸が短い構造となっているため、穀物を消化することが苦手です。

また、穀物に多く含まれる炭水化物を消化する酵素を、猫ちゃんはあまり持ち合わせていません。
穀物を多く摂りすぎると、消化不良で下痢や便秘になる可能性も高くなります。

(2)肥満体質になりやすい
猫ちゃんが本来好んで食べるお肉は、猫ちゃんにとって大変消化のよいものであり、お肉やお魚の動物性タンパク質や脂質は、満腹中枢を刺激するといわれています。

そのため、穀物をいくら食べても満腹中枢が働かず、いつまでも満腹にならないために食べ続けてしまう恐れがあります。

さらに穀物に含まれている炭水化物は、摂りすぎると脂肪として体に貯蓄されていきます。
炭水化物の摂りすぎは、人間でも血糖値が急激に上がることにより、肥満になりやすいといわれています。
これは猫ちゃんも同じで、穀物の摂りすぎは肥満に繋がります。

(3)アレルギーになる可能性が高い
キャットフードを選ぶ際に気をつけないといけない点に、食物アレルギーがあります。
食物アレルギーはトウモロコシや小麦などの穀物がアレルゲンとなることが多く、穀物をたくさん使っている市販の安価なキャットフードは、食物アレルギーが出やすいキャットフードです。

これらのデメリットを考えると、キャットフードの原材料に穀物を多く使ったものは注意するべきといえるでしょう。

しかし、猫ちゃんが毛玉を吐き出すためにも、多少の食物繊維は必要なので、そのようなときは穀物から食物繊維を摂るのではなく、サツマイモや豆などが入ったものを選ぶと、猫ちゃんの消化にもよく身体にも優しいです。

穀物を使わないグレインフリーキャットフードとは?

市販の安価なキャットフードには、どうしても穀物が多く含まれています。
これを避けるには、グレインフリーと呼ばれる穀物不使用のキャットフードを選ぶといいでしょう。

グレインフリーのキャットフードは、使われているお肉やお魚などの原材料の質もよく、人が食べられるレベルのヒューマングレードだったり、無添加だったりと猫ちゃんの健康のために作られた良質のキャットフードです。

まとめ

私たち人間は主食としてお米やパン(小麦)を食べているので、猫ちゃんの食べるキャットフードにも穀物が使われていることを疑問に思わないこともあるかもしれません。

しかし、肉食動物である猫ちゃんにとって必要な食事は、健康な身体になれる動物性タンパク質と脂質の摂れる食事です。

穀物をたくさん使ったキャットフードを食べ続けていると、将来的にさまざまな疾患にかかりやすくなる原因となるので、できるだけグレインフリーのキャットフードを選ぶようにしたいものですね。

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