キャットフードの成分表示の灰分・粗~とはどんな意味があるの?

大切な猫ちゃんのために選ぶキャットフードは、安心で安全なものを選びたいですよね?
そのために、キャットフードのパッケージの裏面に記載されている原材料は確認することはあっても、保証成分表示をチェックすることはあまりないのではないでしょうか?
猫ちゃんが必要とする栄養素の中でも、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルはとても大切な栄養素ですが、過剰に摂りすぎると重篤な疾患を引き起こす原因にもなります。
そのためにも、成分表示を理解することは大切なことなのです。

そこで今回は、キャットフードの成分表示の灰分・粗などの意味をご紹介していきます。

キャットフードの成分表示(保証成分)とは?

キャットフードの裏面にはお肉やお魚、穀物などの原材料が記載されている部分と、成分表示として、タンパク質や脂質がどのくらい含まれているのかを数値化して表記されている部分があります。

私たちがキャットフードを選ぶときには、まず原材料にどんなものが使われているのか見ることが多いと思います。
しかし、チキンやサーモンなどの名前が記載されていても、動物性タンパク質がどのくらい使われているのかはよくわかりません。

そのような時に見るべき部分が「成分表示」です。
成分表示は「保証成分」と記載されていることもあり、キャットフードの中に、どのくらいの栄養素が含まれているのかを知ることができます。

成分表示に記載されている栄養素

ペットフード安全法により義務づけられている成分表示は、粗タンパク質、粗脂肪、粗繊維質、粗灰分、水分の5つです。
その他、カルシウム・リン、タウリン、マグネシウム、オメガ3、オメガ6、DHA、EPAなどの脂肪酸が表記されていることもあります。

それぞれ、キャットフードに含まれている栄養素が何パーセント含まれているかの数値が記載されているのですが、全て「●●%以上」「●●%以下」という表示になっています。

この以上、以下などの表示は、とても曖昧に感じてしまいますがきちんと意味があります。
タンパク質や脂質など、猫ちゃんにとって重要な栄養素となる成分については、「以上」という言葉を使い、「最低限この分量は含まれていますよ」と表現しています。

逆に、猫ちゃんにとって過剰摂取するとよくないミネラルや繊維については、「以下」という言葉を使うことで、安全性を表現しています。

成分表示にある「灰分・粗」とはどういう意味?

成分表示を見ると、灰分と言う表記や、粗タンパク質、粗脂肪、粗灰分など「粗~」の表記がされています。
タンパク質や脂質であれば日常的に目にするのでわかりますが、灰分などは目にする機会もないですよね。
それぞれの意味について説明しましょう。

●灰分(かいぶん) 灰分とは「かいぶん」と読み、灰分の分析は燃焼試験によって行われます。
これはキャットフードを高熱で燃やし、灰として残ったミネラル分の数値のことです。

●粗(そ) 「粗」という文字は「粗末」とか「粗品」など質が悪いイメージがあるので、粗タンパク質などと記載されていると、きちんとタンパク質が含まれていないのではないか?と不安になるかもしれません。

この「粗」という意味は、微量ながらもその他の成分が含まれているという意味を指しますが、成分は厳密に計ることが難しいので、このような表記がされています。
決して不純物が混ざっているという意味ではなく、「大体このくらい含まれていますよ」という意味なのです。

気をつけたい粗繊維の表示の意味とは?

粗タンパク質や粗脂肪などは、大体このくらいのタンパク質や脂肪が含まれていますよ、という意味として受け取って構わないのですが、粗繊維に関しては注意する必要があります。

粗繊維は不溶食物繊維のことなのですが、不溶食物繊維は腸の中で便のカサを増し、ころころの便にする働きがあるため、摂りすぎることによって便秘を引き起こしたり、消化不良を起こしたりします。

不溶食物繊維は、その働きから毛玉ケア用のキャットフードに多く用いられることが多いですが、粗繊維の割合が高いほど、栄養素が少ないことを意味しています。

まとめ

猫ちゃんの健康のために良質のキャットフードを与えたいと考えるのは、飼い主さんであれば当然のことでしょう。
そのためには、キャットフードの裏面にある原材料や成分表示を確認することは、飼い主さんの義務ともいえるのではないでしょうか?
しかし成分表示は、あくまで「保証成分」なので、最低限これだけの成分がこのくらい含まれていますよ、という意味なのです。
それだけで安心してしまうことがないように、どのような原材料が使われているのかなども含めて、しっかり把握することも大切なことです。

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