キャットフードの添加物「亜硝酸ナトリウム」を使う目的は?

私たちが大切な猫ちゃんのために、毎日与えているキャットフードには、日持ちをさせるためや、鮮やかな色に見せるためなど、さまざまな目的で添加物が使われています。

添加物と聞くと体に悪い…というイメージがありますが、私たちでもそのように思うのですから、人間よりずっと体の小さい猫ちゃんにとっては、とても体にいいものとは言えないでしょう。

そんな添加物の中でも、今回は「亜硝酸ナトリウム」についてみていくことにしましょう。

お肉の色を鮮やかにする亜硝酸ナトリウム

亜硝酸ナトリウムは別名亜硝酸ソーダとも呼ばれています。
その働きとしてはお肉の中の色素に反応して、鮮やかな色に発色することで食品を美味しそうに見せる働きや、黒ずみを防ぐ役割を担ってくれます。

その他にも、肉や魚の生臭さを消して食べやすくすることや、強力な抗菌作用で、食中毒の原因にもなるO-157やボツリヌス菌などの細菌が増えるのを抑える働きがあります。

私たちが食べるハムやソーセージ、ベーコン、魚肉ソーセージなどの加工品、いくらや筋子、明太子などの魚卵系の加工品などさまざまな食品の発色剤として使われています。

キャットフードに使われている亜硝酸ナトリウムは、緑や赤などの色を発色し、飼い主さんの興味を惹くために使われています。
決して猫ちゃんが美味しそうと思い、食いつきがよくなることを目的としてはいないのです。
なぜなら、猫ちゃんは人間よりも色の識別能力は低く、匂いで美味しい餌かを判断するからです。

亜硝酸ナトリウムの危険性とは?

私たちにとって食品添加物は、毎日食べ続けても弊害が出ないように安全性を重視して基準が決められています。
しかしキャットフードの場合、日本では食品として認められていなく、雑貨としての位置づけですので、添加物の基準についてもとても甘いものです。

亜硝酸ナトリウムは、キャットフードの原材料として使われているお肉やお魚に含まれる「アミン」という物質に反応して、「ニトロソアミン」という強力な発がん性物質が発生します。

ニトロソアミンは急性症状として、チアノーゼ、動悸や血圧低下、長期間にわたり摂り続けることによって、発がん性の可能性がある大変危険な添加物です。

亜硝酸ナトリウムがキャットフードに使われる理由は?

亜硝酸ナトリウムがお肉の発色をよくするために使われることがわかりましたが、キャットフードに使われているのはなぜなのでしょう?

もちろん、飼い主さんに向けて美味しそうと見せるための手段の一つではありますが、それ以前にキャットフードの原材料に問題があります。

キャットフードの原材料に使われているお肉には、人間が食べられないレベルのお肉が使われていることがあります。
これを4Dミートと呼び、病気や障害を負った動物や、死にかけている動物のお肉のことを指します。

このような粗悪なお肉を原材料として使ったキャットフードは、ニオイは当然のことながら、その色もとても美味しそうな色にはなりません。
このようなフードをそのままいくら安く販売してもとても売れる品物にはならないでしょう。

これを防ぐために亜硝酸ナトリウムが使われるのです。
色鮮やかにすることで、飼い主さんが美味しそうなフードだと感じさせる目的を果たします。
これはあくまで人間のエゴであって、猫ちゃんのために使っているわけではないのです。

まとめ

大切な猫ちゃんの与えるキャットフードは、できるだけ添加物の使われていない無添加のものを選びたいですね。
特に亜硝酸ナトリウムは私たち人間の食べ物でもよく使われている添加物で、当たり前のように思われているかもしれませんがそれは間違いです。

中には、厳密に基準が決められているから、毎日食べてもすぐに害になることはないなどといわれることもありますが、猫ちゃんの体がとても小さいことを思えば、人間には大丈夫であっても、猫ちゃんに対してはとても危険な添加物であることを、知っておく必要がありますね。

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