※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

ビーフやラムを使ったキャットフードの特徴とは?

ビーフやラムを原材料として使っているキャットフードは、高級なイメージがありますよね。
羊肉は私たちにとってはジンギスカンなどでなじみがありますが、独特のニオイがあることで好みが分かれるお肉ともいえます。

猫ちゃんは肉食動物なので動物性タンパク質が必要です。
ビーフもラムも良質な動物性タンパク質がたっぷり摂れますので、キャットフードの原材料としてもおすすめの食材です。

その他にもビーフとラムを使ったキャットフードには、猫ちゃんにとってメリットがあるのでしょうか?そこで今回は、ビーフやラムのメリット・デメリットを踏まえたキャットフードの特徴をご紹介していきます。

ビーフを使ったキャットフードの特徴

キャットフードにはさまざまなお肉が使われていますが、その中でもビーフ(牛肉)は、猫ちゃんの食いつきが良い食材です。
そんなビーフのメリットとデメリットを見ていきましょう。

ビーフ(牛肉)のメリット

ビーフには猫ちゃんが体の中で作り出せないアミノ酸や、リノール酸などの必須脂肪酸、アラキドン酸、ビタミンB群などのビタミンも豊富に含まれています。

特にアラキドン酸は猫ちゃんの脳機能や皮膚や被毛などを健康に保つ役割があります。
人や犬などは、リノール酸からγリノレン酸、γリノレン酸からアラキドン酸に変換することができますが、猫ちゃんはできません。
そのためキャットフードから摂り入れる必要があります。

ビーフ(牛肉)のデメリット

ビーフはチキンやポークなど他のメイン食材に比べて、脂質がとても高いため高カロリーの食材です。
良質なタンパク質が摂れるのは素晴らしいのですが、高カロリーな点は気をつけないと、猫ちゃんの肥満を招きます。

肥満になると心臓や足腰に負担がかかり、重篤な疾患を招く恐れもあります。
そのため、ビーフ味のキャットフードは猫ちゃんの食いつきがよくても、与える量に注意する必要があります。

ラムを使ったキャットフードの特徴

ラム肉は、生後1年未満の子羊のことで、1年以上の成羊の場合はマトンと呼びます。
若い子羊の肉なので大変柔らかく、ニオイも独特のため猫ちゃんの食いつきも良い食材です。

ラム肉には牛肉と同じように、オメガ3系の不飽和脂肪酸やビタミンB群などの栄養素が豊富で、ミネラルバランスも整っています。
皮膚や被毛の健康を保って、貧血の予防にもなります。

ラム肉のメリット

ラム肉は高タンパク低カロリーの食材です。
低カロリーといっても100g当たり200kcalはありますので、カロリーの面でいえば鶏の胸肉の方がずっと低カロリーです。

しかし、ラム肉に含まれるL-カルニチンという成分が、脂肪を燃焼し、体内に脂肪が蓄積されるのを抑制してくれる効果が期待できます。
ラム肉に含まれるL-カルニチンは、豚肉の2倍もの量です。

ラム肉のデメリット

ラム肉は比較的、猫ちゃんのアレルギーが出にくい食材といわれていますが、ラム肉は普段中々手に入れることの少ない食材であることが挙げられます。

アレルギーは、頻繁に食べている食材に対しての抗体ができてしまうことから起こる疾患ですが、ラム肉など普段食べていない食材に関しての抗体はできていません。

しかし、そんなラム肉であっても、食べ続けることによってアレルギーを引き起こすこともあるので注意が必要です。
アレルギー療法食として与えることがあるかもしれませんが、長期間食べさせるのは控えた方がいいでしょう。

ビーフとラムの脂質は吸収されにくい

ビーフもラムも脂質の融点が40~50度前後のため、猫ちゃんの体内に摂り入れられても、溶けにくい脂質です。
そのため体内に吸収されることなく排出されます。

ビーフやラムに比べて鶏肉の脂肪は30~32度、豚肉は33~46度ほどといわれています。
ビーフやラムの脂質が吸収されにくいとはいっても、もし吸収された場合、逆に排出されにくく、体内にとどまってしまうともいわれています。

まとめ

ビーフやラム肉を使ったキャットフードは、一般的によく販売されているキャットフードの味である、鶏肉や豚肉と比べてあまり出回っていません。

高級食材のため、猫ちゃんには是非食べさせてみたいと思う飼い主さんもいるかもしれませんが、どんなに高級食材と謳われている食材でも、メリットと同時にデメリットもあります。

その辺をよく踏まえた上で、特別な時用や、アレルギー対策用など用途で選ぶようにすることをおすすめします。

この記事を読んだ人におすすめのコラム

トップに戻る