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キャットフードの成分表示(灰分)

キャットフードの成分表示の灰分はミネラルのことで、身体の健康な形成や働きに必要な五大栄養素の一つです。
必要量はわずかですが、体内では生成することができませんので、毎日の食事から摂りいれなければなりません。
ミネラルには12種類あり、バランスよく摂る必要があります。
特定のミネラルを摂りすぎてしまうと、他のミネラルの吸収を妨げます。
吸収されなかったミネラルは不足することになりますので、健康を害することにもなります。

とくに、主要ミネラルといわれるカルシウム、リン、マグネシウムなどは、骨や歯の主成分で重要なものですが、このバランスがよくないと、尿路結石やストロバイト結石、腎臓疾患などの大きな原因となります。
リンが多く、カルシウムが少ないと、骨を溶かして不足を補い、血中のバランスを取ろうと働きますので、バランスのとれた摂取が重要です。
灰分の分析には燃焼試験が行われます。
キャットフードを500~600度の高熱で燃やし、灰の量を測定する方法です。
この際に、リンなどの気化しやすい成分が消滅する可能性があり、また、炭素は550度で消滅するとされていますが、燃焼が不十分な場合は、炭素が残る可能性もあります。
ですから、灰分を正確に測定することが難しく、大方の目安としての成分量となります。

パッケージ裏などに記載されているキャットフードの成分表示には保証成分として灰分、または粗灰分と表示されます。
また、猫の健康にとって重大な要素であるカルシウムやリン、マグネシウムなどの成分についても多くのフードに表示されています。
成分として表示する場合には、「粗灰分」として、成分量には「以上」「以下」をつけて表示されます。
これは成分分析の際に、純粋に灰分だけを正確に測定することが難しいために、他の成分もわずかながら含んでいますということで、「粗」の文字がつけられています。
「粗」という文字には粗悪や粗品などの悪いイメージがありますが、決して質が悪いということではありません。
人の口にする食品にはない表示方法で、ペットフードの方がより正確な表示がされているということです。