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子猫用から大人用にはいつ変えればよいか

子猫用キャットフードから大人用キャットフードに変えるのは1歳が目安になります。
成長期の猫は人の10倍以上の速さで成長しますので、たくさんのエネルギーを必要とします。
生後2カ月の子猫では成猫の3倍、生後6カ月で成猫の1.3倍のエネルギーが必要と言われています。
この時期の子猫の消化器官は未発達のため、高カロリーの食事を少しずつ回数を多く与えなければなりません。
必須アミノ酸のタウリンや骨の形成に重要なカルシウムやリンをバランスよく配合した高タンパクな食事は、成長期の子猫に欠かせないものです。
猫は約1年で成猫になり、体重は約3~5㎏ほどになります。
1歳に近づくころから体重の変化に注意を払い、増加傾向が緩やかになってきたら変え時です。
成猫になると身体の成長もほぼ止まり、行動も落ち着いてきますので、必要なエネルギーも少なくなります。
体調を観察しながら徐々に変えていきます。
成猫でも妊娠中や授乳中は普段に比べてカロリーを多く摂る必要があります。
この時期の食事内容については下記サイトで詳しく解説されていますのでご覧ください。
参考URL http://www.mosaictapas.com/pregnancy.html

一般的にキャットフードの切り替えは1週間程度で行いますが、必要に応じて柔軟に対応することが大切です。
給与量も体調を見ながら対応します。

食事の与え方には1日に与える回数を決めての定量法と、1日の必要量をいつでも食べたいときに食べられるようにする自由裁量法があります。
健康状態を確認する上では、定量法が適していますが、生活パターンに合わせて選択するといいでしょう。
定量法の場合は、3~5回与えていたものを1~3回に減らします。
食べすぎを防ぐことも大切ですが、空腹の時間を作るのも体調管理の上で重要なことです。
フード変更後も、1週間に1回程度は体重を測り、増減に注意します。
その変化の状況により、給与量を調整し、適量を把握します。
この切り替え時期のタイミングを逃し、成長がほぼ止まり多くのエネルギーを必要としなくなったにもかかわらず高カロリー食を与え続けると、カロリーオーバーとなり、肥満猫になってしまいます。
肥満は万病の元で、健康を害し、病気を引き起こす可能性が高くなります。
便秘や下痢、糖尿病、皮膚病、下部尿路疾患、肝臓病、関節炎、心臓病、口腔内疾患など多くの病気のリスクを高めてしまいます。
一旦病気になると、完治したとしてもダメージは残りますので、早めに切り替えの準備をしておきましょう。
苦しむのは可愛い愛猫なのですから。
キャットフード切り替え時のカロリーの微調整に、ウェットフードやおやつを利用する方法があります。
体重が減少するようであれば、カロリーの補給におやつを与え、体重が増えるようであれば、低カロリーのウェットフードを併用し、空腹を抑えるという方法です。
いろいろなフードを利用することで、偏食も予防でき、食事のバリエーションも広がり、様々なフードへの抵抗感も少なくなりますので、その後のケアがしやすくなるという利点もあります。

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