知ってる?ドライキャットフードのメリットと気をつけたいデメリット
毎日猫ちゃんにあげるキャットフードとして人気のあるのは、通称「カリカリ」と呼ばれているドライフードではないでしょうか。あなたの飼っている猫ちゃんはどうですか?
ウェットフードの方が良く食いつくので、出来ればウェットフードの方をあげたいとは思うけれど、やはりドライフードの便利さには勝てない、という方も多いでしょう。
今回は、そんなドライキャットフードのメリットやデメリットについてご紹介していきます。
ドライキャットフードのメリット
なんと言ってもコスパが良い
ドライキャットフードのメリットとして一番にあげられるのは、やはりその価格でしょう。特にたくさんの猫ちゃんを飼っている方や、経済的に余裕がない方などにとっては、手軽に手に入れられるドライキャットフードは、大変便利なフードです。
しかし、あまりにも安価なフードの場合は、その原材料に気をつけなければなりません。
特に大袋のような大容量のタイプの物で安すぎるものは、粗悪な原材料が使われている可能性があるので要注意です。
コスパの良さを重視しつつも、猫ちゃんの体に良い物かどうかのチェックも必要です。
栄養バランスが大変良い
ドライキャットフードは、袋を見てみればわかるのですが、「総合栄養食」と記載されています。総合というように、猫ちゃんにとって必要な栄養素が、全てバランス良く含まれているキャットフードなのです。
そのためドライキャットフードと水だけで、栄養バランスについてはバッチリというわけなのですね。
家族と同じ大切な猫ちゃんですから、やはり栄養面には気を遣いたいですよね。
それでも実際にはどんな食べ物をあげたら栄養バランスが良いのかなど、よくわからないことが多いでしょう。
そんな方のためにも、この総合栄養食というのは頼もしい存在です。
開封後の長期保存が出来る
ドライキャットフードはウェットフードと違い、水分が少ないので、開封後の長期保存が可能です。無添加のフードの場合でもある程度は日持ちがします。
ウェットフードの場合は、開封してしまったらその時に全てあげないとなりませんし、もし余った場合でも冷蔵庫で1日しか持ちません。
しかし、ドライキャットフードの場合は、開封した後でもしっかり密閉容器に入れておけば1ヶ月位は日持ちします。
デンタルケアが出来る
猫は自分で歯磨きをすることが出来ないので、気をつけていないと、人間と同じように歯肉炎や歯槽膿漏になったりします。それを防ぐためにも、ドライキャットフードで、デンタルケアをしましょう。
ドライキャットフードは、カリカリとした食感があり、しっかり噛むことが出来るので、自然と歯が磨かれ、丈夫な歯を育てることが出来、歯石がつくのを防いでくれる役割があります。
デンタルケア専用の粒が大きめのドライキャットフードも販売されています。
ドライキャットフードのデメリット
メリットがたくさんのドライキャットフードですが、勿論デメリットも頭に入れておかないとなりません。その上で、ドライキャットフードが良いのかどうか見極めましょう。
硬い食感は老猫などにとっては食べにくい
ドライキャットフードのメリットでもあった、カリカリとした食感は、若い猫にとっては特に問題はありません。しかし、年老いて歯が弱くなった猫や病気を持っている猫にとっては、かみ砕くことが出来なかったりして、向いているとはいえないでしょう。
老猫や特定の病気用のドライキャットフードも販売されていますが、これも出来ればふやかしてあげたりする必要が出てきます。
水分が少ないため水分不足に陥りやすい
猫の先祖は砂漠の多い乾燥地帯で暮らしていたため、実際には脱水に強く、水分を多く必要としません。だからといって少ない水分で大丈夫かというと、その答えはNOです。
やはり一定の量は必要です。
しかし、ドライキャットフードは水分が10%以下に抑えられているため、たくさんのお水と一緒にあげないと、どうしても水分不足になり、脱水症状になってしまいます。
ドライキャットフードを与える時には、必ず清潔で十分なお水を一緒に与えましょう。
水分の少なさは病気を招くことがある
猫のかかりやすい病気に腎臓病があります。ドライキャットフードにはマグネシウムが含まれている物が多く、このマグネシウムの取り過ぎは、尿路結石にかかる恐れがあります。
また水分が少ないと、排泄する尿の濃度が高まってしまい、腎臓病になる恐れもあります。
これに関しても、十分な水分補給で対策することができます。
ドライキャットフードのメリットを上手に活用しよう
普段何気なくあげていたドライキャットフードのメリットとデメリットについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?デメリットがあると知るとちょっと怖くなってしまうかもしれませんが、そこはタップリお水をあげることで解決します。
デメリット以上のメリットがたくさんあるドライキャットフード。
原材料に気をつけて、毎日のご飯に便利に利用してみてくださいね。