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1回にあげるキャットフードの量はどうやって計算すればいいの?

猫の健康管理を行うのは、飼い主にとって重要な役割です。
そのうちの気になることのひとつが、毎日与えるキャットフードの量でしょう。

そこで今回は、1日にあげるキャットフードの量にをどのように割り出すのかご紹介していきます。

猫が必要な1日のエネルギー量は年齢によって異なる

猫に与える1回分のキャットフードの量を割り出すには、まず猫が1日に必要なエネルギー量を把握することから始めましょう。
このエネルギー量は、猫の年齢と体重によって異なります。

・生後12ヶ月までの子猫に必要なエネルギー量  200kcal/kg
・生後12ヶ月(1年)から6才までの成猫に必要なエネルギー量  80kcal/kg
・妊娠や授乳期に必要なエネルギー量  100~300kcal/kg
・生後7才からのシニア猫に必要なエネルギー量  60~70kcal/kg

この数字は目安であり、その猫の健康状態や体型、妊娠の経過期間などに合わせて調節する必要があります。
たとえば、子猫の場合は成長期のため、しっかりと栄養を摂らないといけません。
そのため200kcal/kgと表示していても、1歳を迎えるまでは基本的には欲しがるだけ与えて問題ないでしょう。

それぞれ猫の体重1kgに対するエネルギー量なので、2歳で5kgの猫の場合、400kcalが1日に必要なエネルギー量です。
そのカロリーに値する量のフードを、2~3回に分けて与えれば、1回に与える量を割り出すことが出来ます。

成猫の食事回数は1日に2回といわれているので、その場合は200kcal分が1回に必要なキャットフードの量ということです。

目安のエネルギー量を基準にしつつ、猫の状態もチェックしよう

キャットフードの1日の量の基本的な計算方法をご紹介しましたが、病気や肥満になってしまった猫の場合は、与える量や回数を微調整する必要があります。

肥満猫の場合、1日2回の食事でキャットフードを食べる間隔が長くなってしまうと、身体に脂肪をため込みやすくなるため、少ないカロリー量のフードを3回以上に分けて与える必要があります。

注意したいのは、その猫の現在の体重で計算するのではなく、標準体重で計算して与えることです。
太った体重で計算しては結局カロリーの摂りすぎになってしまいます。
標準体重は猫種によって差がありますが、3.5~4.5kg前後です。

いきなり量を減らすと、お腹を空かせてしまう猫もいるので、段階的に給餌量を減らしてダイエットさせましょう。

また、生後7才以上のシニア猫の場合は、運動量が減り食も細くなっていくので、1日に必要なエネルギーは60~70kcal/kgです。
内臓に負荷のかかりにくい低カロリーのものを数回に分けて与えてください。

成猫でもたくさんのエネルギーが必要な妊娠・授乳時期

猫の妊娠・授乳時期は、最低でも100kcal/kg必要なので、体重が6kgの猫であれば、1日に600kcal必要です。

これは最低ラインのカロリーで、実際にはさらにたくさんのエネルギーを必要としているため、基本的には食べたがるだけ与えても大丈夫です。
ただし、妊娠中は胃が圧迫されて一度に食べられる量が少なくなるので、エネルギーが足りなくならないようにしっかり食べているか注意して見てあげるようにしましょう。

ドライキャットフードでもウェットキャットフードでも、パッケージには必ずカロリーが記載されているので、それも参考にして与えるようにしてください。

出産して授乳期も過ぎ、子猫が離乳するようになってきたら、徐々に成猫が必要な基本のエネルギー量に戻しましょう。

大切な猫の健康を守ってあげるのは、飼い主の役割です

室内で飼っている猫は、飼い主が与えるキャットフードしか食べることが出来ません。
猫の状態や体調を見て、適切な量を与えましょう。

可愛いからといって肥満になりかけているのに、欲しがるだけフードを与えるのは愛情とはいえません。
猫が太ってしまうのも、それが原因で病気になってしまうのも、飼い主の手にかかっています。

正しい知識を身につけて、大切な猫を長生きさせてあげてくださいね。

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