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避けて通れない疾患!腎臓病用キャットフードの選び方

猫ちゃんの死亡原因の約2割を占めているのが腎臓病です。
猫ちゃんも15才を超えてくると約30%が腎臓病になるといわれています。
そして、年々年を重ねるにつれて腎臓機能が弱っていく猫ちゃんは、腎臓病から進行して慢性腎不全になってしまうことがあります。

一度腎臓病になってしまうと治ることはなく、どんどん進行し続けるために、病院に通いながら毎日の食事による改善に取り組んでいかないとなりません。

今回は、猫ちゃんに最も多い疾患と言われている腎臓病のためのキャットフードの選び方についてご紹介していきます。

猫ちゃんが腎臓病になりやすい原因とは?

人間の場合、腎臓病は塩分の摂りすぎや生活習慣病が原因となる場合が多いですが、猫ちゃんの場合は、これといった原因を特定することは出来ません。
ですが、猫の祖先は砂漠で過ごしていたことから、少ない水分でも有効に使うことに慣れていて、尿を凝縮して排出する能力を持っていました。

こうして濃縮した尿を作り出すために、腎臓に負担がかかることから、猫ちゃんは年老いていくにつれ腎臓病になりやすいといわれているのです。
猫の尿がとても臭く感じるのは、尿が凝縮されていることが原因なのですね。

腎臓の機能が低下した猫ちゃんのキャットフードの選び方

市販で買えるキャットフードの中には、療法食のキャットフードとして腎臓病用のものや腎臓サポートなどの名前がつけられているフードがあります。
これらの腎臓病用フードの選び方のポイントをご紹介します。

低タンパク質のものを選ぶ

腎臓が弱った猫ちゃんの場合、先ずはタンパク制限をします。
猫ちゃんは本来肉食動物なので、高タンパクのフードが必要です。
しかし、タンパク質は体内で分解・吸収された後、老廃物を発生します。
腎臓の弱った猫ちゃんは体内で、この老廃物をうまく除去できずさらに腎臓に負担をかけてしまう可能性があるのです。

それを避けるためにも、適宜タンパク制限をして、できる限り低タンパク質のキャットフードを与える必要があります。
通常健康な猫ちゃんは30%以上のタンパク質が必要なのですが、腎臓の弱った猫ちゃんの場合は、タンパク質30%以下のキャットフードを選びましょう。

リンやナトリウムの含有量が少ないものを選ぶ

腎臓の機能が弱ってきて、高血圧やむくみの症状が出てきたときは、塩分を制限する必要があります。
リンやナトリウムなどの塩分は、うまく排出されないと体内で塩分濃度があがってしまい、血圧上昇や心臓・腎臓に負担をかけることになります。

そのため、腎臓機能が弱ってきた猫ちゃんは、普段あまり水を飲まない子であっても急にたくさんの水を飲むようになり、また薄い尿を多くするようになります。

腎臓の弱った猫ちゃんの身体は、たまった塩分を上手に排出することが出来ません。
腎臓病用のキャットフードを与えると共に、常にたくさんのお水を飲める状況にしてあげてください。

猫ちゃんの腎臓病を予防するために気をつけたいこと

猫ちゃんが腎臓病になると、体重減少が起こったり、毛艶が悪くなったり、多飲多尿になったりします。
このようにわかりやすい症状が現れますので、尿検査など、定期的に病院で検診を受けることがとても大切です。

腎臓病は年老いた猫ちゃんの病気のなかで、最も発症しやすい疾患です。
腎臓病用や腎臓サポートなどのキャットフードを選ぶことも大切ですが、獣医さんのアドバイスも受けて、猫ちゃんのために適切なキャットフードを選んであげてくださいね。

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