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キャットフードの原材料(ビートパルプ)

キャットフードの原材料のビートパルプとは、甜菜から砂糖を抽出して残った食物繊維です。
ペクチンやガムなどの可溶性繊維とリグニンやセルロースなどの不溶性繊維をバランスよく含んでおり、小腸では消化されません。
大腸内でビートの繊維に含まれるオリゴ糖が善玉菌の餌となり、善玉菌を増殖させ、腸の活動を活発にし、腸内環境を整えます。
腸内の宿便を減少させ、結腸炎やガン、その他の候疾患の予防にも有効です。

ビートパルプが可溶性繊維と不溶性繊維をバランスよく配合していることが、消化器内の内容物の輸送を緩やかに調整し、血糖値上昇にも有効に作用するという報告。
フラクトオリゴ糖と混ぜ合わせることにより、血中脂質が低下したという報告もあり、高い効能を持った原料だといえます。
ビートパルプの製造方法は2通りあり、1つは、甜菜を絞って圧力をかけて抽出する方法と、薬剤を使って抽出する方法です。
薬品を使用する場合は、善玉菌の餌となるオリゴ糖が除去されますので、効果は薄くなります。
フードメーカーごとに考え方の違いがあり、原材料の効能をフルに引き出すことにこだわるメーカーでは、善玉菌を増殖させることを目的に、自然に絞り出す方法で抽出しています。
ビートパルプが甜菜の搾りかすであることや抽出に薬品を使用する方法があること、外国での粗悪品による事故などもあり、ビートパルプを含むキャットフードは粗悪品、危険なフードといわれていますが、日本では家畜飼料法やペットフード安全法などがあり、原材料や添加物についても厳しく管理されています。
国内で製造・販売されているビートパルプは主に乳牛の飼料として利用されています。
最終的には人の口にするものですから、健康上のリスクがあるものが流通する可能性は極めて低いものです。
ですから、安全は確保されているといえるでしょう。

ビートパルプがキャットフードの原材料として安全性の高い優れた効能を持つものだから、消化器官の未発達な幼猫や子猫、避妊後の雌猫のフードや、消化器疾患、下部尿路疾患、肥満猫の療法食や多くのプレミアムフードにも使われているのです。

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