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猫ちゃんに糖質は必要?キャットフードに含まれている糖質の量の割り出し方

私たち人間には、糖質の摂りすぎは良くないということから、糖質を控える食事法があります。
いわゆる、糖質制限という食事法です。
人間にとっては様々なメリットがある糖質制限も、猫ちゃんにとってはどうなのでしょうか?
あなたは、キャットフードに含まれる糖質量は、どのくらいあるのか知っていますか?
そもそも猫ちゃんに糖質は必要な栄養素なのでしょうか。

今回は、キャットフードに含まれている糖質の量を探っていくと共に、猫ちゃんにとっての糖質の必要性について考えていくことにしましょう。

糖質は猫ちゃんには必要ないって本当なの?

私たち人間の世界では、糖質の摂りすぎは肥満や糖尿病になりやすいといわれています。
しかし、炭水化物自体は、私たちにとって大切なエネルギー源となるので、炭水化物=糖質が完全にいらないかというと、そんなことはありません。

猫ちゃんは古来、ネズミなどの動物をまるごと食べていました。
それは、その動物の胃の中に残っている穀物などの炭水化物(食物繊維+糖質)を摂っていたことになります。
このことから、多少の炭水化物(糖質)は消化できる能力はあったといえるでしょう。

しかし、猫ちゃんは肉食動物なので炭水化物が多い穀物などを、上手に消化することが出来ないといわれています。

また、ペットフードの栄養基準やラベル表示などのガイドラインを設定している、AAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準では、猫ちゃんに必要な栄養素は、基本の栄養素とビタミン・ミネラルのみで、この中には炭水化物は含まれていません。

このような理由から、穀物が多く含まれるキャットフードは避けるべきというわけなのです。

猫ちゃんの食事であるキャットフードは、炭水化物よりもタンパク質の含有量が多い方がいいのです。
炭水化物が40%を超えてくると、消化不良などの胃腸障害を起こしやすくなります。
また、肥満の原因にもなるので、出来るだけ控えた方がいいことは間違いないでしょう。

キャットフードに含まれる糖質の量はどうやって割り出すの?

キャットフードに糖質の量が記載されているかというと、記載されていないことがほとんどです。
最近では炭水化物の量を気にする飼い主さんが増えてきた影響か、記載しているキャットフードも増えていますが、栄養基準にない炭水化物は、記載する義務がないのです。
そのため、キャットフードの成分表を見て糖質の量を割り出すには、記載されている他の栄養素を足して、全体量から逆算する必要があります。
以下の計算式で大体の炭水化物(糖質)の量を知ることができます。

100(%)-タンパク質(%)-脂質(%)-灰分(%)-水分(%)(-繊維(%))=炭水化物(糖質)

猫ちゃんの健康のためにも、キャットフードの糖質量には気をつけよう!

良質なキャットフードの基準として、穀物不使用(グレインフリー)はあたりまえのようになってきました。
だからといって炭水化物が全くいらないかというと、そのようなことはないのです。
そして、消化できる能力がないというのも、少し解釈が違いますね。

ただし、猫ちゃんは基本的に肉食動物なので、無理に炭水化物を与える必要がないのも事実です。
キャットフードのパッケージにある成分表には、炭水化物や糖質量が記載されていません。
そのため、飼い主さん自身がパッケージに記載されている栄養素をよく見て、糖質量を割り出してみる必要があるのです。
出来るだけ糖質量は控えめなキャットフードを選ぶようにしてください。

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